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パニック障害/パニック症について名古屋駅の心療内科・精神科・メンタルクリニックのひだまりこころクリニック名駅エスカ院が解説

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パニック症/パニック障害

パニック症/パニック障害とは

パニック症/パニック障害

パニック症/パニック障害の「パニック」とは?

パニック症・パニック障害と聞くと、「パニック??」「パニックってどういう事?」と疑問に思う方はいらっしゃるかもしれません。

「パニック」という言葉のもつ印象や感じ方は、皆さんそれぞれに違い、それ故、なかなか病気としてのイメージが浮かびづらい方も多いのだと思います。

そのため、いざ症状が出てしまった時には、「まさか私がパニック障害!?」と思うよりも「何が起きたの!?」「どうしちゃったの!?」と困惑し医療機関へご相談される方も多い疾患でございます。ここでは、パニック症・パニック障害について詳しく解説を致しております。

パニック症/パニック障害の・・・「パニック」って何かしら?

「パニック」って言葉のイメージは、なかなか分かりづらい

「パニック」という言葉を聞いて、思いつく言葉のイメージや印象は、人それぞれ異なるのではないでしょうか?

そこに、「病気」や「疾患」という概念が付くのであれば、なおの事「パニック障害」「パニック症」とはよく分からない病気と感じてしまうものです。

「パニック」と聞いて、どんな状況下をイメージしますか?

テンパる・焦る・混乱・緊迫など、様々な「パニック」に対するイメージがありませんか

「パニック」を”テンパる”、”焦る”、”混乱”という印象で、「忘れ物をした」時や、「時間に遅れてしまった」、「大切な物を壊してしまった」、「怒られてしまった」時などに表す感情として日常的に良く使われる言葉であるかもしれません。

また、災害やその他、生命や財産を脅かされるような状況に直面した時の、「混乱」「緊迫」した危機的状況を「パニック」と表現されます。しかし、このような【危機的状況下】が、実際に頻回に訪れることは少ない場合や想定する機会が少ない方の場合、「パニック=緊迫」・「パニック=危機」という切迫したイメージは、なかなか日常的に「パニック」という言葉から連想されるものではないかもしれません。

では、パニック症/パニック障害とは何なのでしょうか??

焦る状況・危機的な状況下で「ない」「生じない」という事が特徴です

どういうことかと申しますと、

パニック症/パニック障害とは、災害・生命や財産の危機的状況、更には何らかの失敗や、不慮の事案があった時などに、病状が生じてしまうのではなく、

ほっとくつろいでいる瞬間や、眠っている間、また危機的ではなく落ち着いた瞬間に、パニック症/パニック障害の病状が出てしまう事が特徴なのです。

くつろいでいる瞬間なのに、パニックを起こすってどういう事ですか?

例えばくつろげる環境にも関わらず、病気のせいで急に呼吸が苦しくなったり動悸がして汗が出たり等の症状で苦しんでしまうのです

【焦り・混乱・緊迫した危機的な状況下(=パニック)】では、動悸がしたり・呼吸が苦しく感じたり、汗が沢山出たり、震えたり、めまいや、胃部の不快感、どうにかなってしまうかもしれないという恐怖・不安、を感じるといった【パニック症状】を皆さんは経験したことがあるかもしれません。

このような緊迫したパニック状況下で起きる、”からだと心の症状”(=パニック症状)は私たちが生き延びていく上で大切な身体反応でもあります。

一方で、パニック症/パニック障害とは、緊迫した時の身体症状(=パニック症状)が、くつろいでいる瞬間や落ち着いた空間、更には寝ている最中ですら、突然襲ってきてしまう、という点が特徴なのです。

焦る必要や危機的状況ではないのに、パニック状態になるって”大げさ”ってことですか?

決して、”大げさ”という事ではありません

確かに、「危機的状況下」というのは判断に個人差が大きい場面も、あるかもしれません。

ですが、パニック症/パニック障害では、以下の点が大きなポイントとなります。

①自己で制御できない、不釣り合いな程強いパニック症状(=パニック発作という)

②明らかに、パニック状況とは不釣り合いな状況下で生じてしまう

③また繰り返したらと心配で、外出を制限したり、発作に関連する行動を避けるなどの社会行動への影響を及ぼしている

①~③のポイントはパニック症/パニック障害を正しく理解する上でもとても大切です。

また、パニック症では脳の機能や調整障害が起きていると考えられており、パニック症やパニック障害は”大げさ”・”わざと”では決してないのです。

1人で抱え込んでしまっている方も多いのではないでしょうか?

1人で悩まれている方は、医療機関へご相談ください

パニック障害・パニック症は、身体症状が強く、苦痛も大きいにも関わらず、なかなか周囲に相談をしても理解をしてもらえないこともあるかもしれません。

もしかしたらパニック症・パニック障害かも、とお悩みの方は心療内科・精神科・メンタルクリニックなどの医療機関までご相談されることをお勧め致します。

ひだまりこころクリニック名駅エスカ院は名古屋駅直結ですので名古屋市にお住いの方にも通っていただきやすい心療内科・精神科・メンタルクリニックです。お気軽にご相談くださいませ。

パニック症/パニック障害について
もっと詳しく知りましょう

日常生活の中で
現れやすいサイン

  • 何のきっかけもなく、急に強い呼吸の不快感を感じ、不安や恐怖を感じた
  • 寝ている最中に息苦しさと呼吸のしづらさが出現した
  • 仕事から帰って、自宅で過ごしていたら急に発汗と息苦しさが出現した

パニック症/パニック障害の症状

精神面の症状
身体面の症状
  • 発狂したくなる恐怖
  • 叫んだり泣いてしまうかもしれない不安
  • 症状のためにどうにかなってしまうかもしれないと不安
  • 死んでしまうかもしれないという恐怖
  • 現実ではない感じ
  • 自分自身でない感じ(離人感)
  • 動悸
  • 心拍数の増加
  • 息切れ
  • 呼吸困難・苦しさ
  • 胸部の違和感
  • 発汗
  • 震え
  • 息のしづらさ・窒息
  • 吐き気
  • 胃部・腹部の不快感
  • めまい
  • 立ちくらみ・失神感
  • 暑さ・ほてり
  • 寒気・寒さ
  • うずき・感覚の高ぶり
上記のような症状が出た結果…
  • 1不安や辛い症状が出たらどうしようと、外出がおっくうになる

    外出先で辛い症状が出たらどうしようと不安で外出を制限してしまう

  • 2どうしたら不安が強くならないのか、症状が繰り返さないのか心配が尽きない

    辛い発作が不安で、軽減するためや繰り返さないように行動を変化させたり心配が尽きなくなってしまう

  • 3周りに大げさだと思われてしまわないか、助けてくれる人がいなかったらと症状を気にして行動を制限してしまう

    深刻な症状であると周りと相談しても、なかなか分かってもらえず、一人で抱え込みやすかったり迷惑が掛からないようにと必要な社会行動を変容させてしまう事も

パニック症/パニック障害について

パニック障害とは、身体の病気・薬の副作用・食事の影響などに関係なく、何のきっかけもなく突然、動悸や息切れ・苦しさ・発汗・めまいなどの強い症状ともに、不安や恐怖が高ぶってしまう疾患を指しています。

パニック障害の特徴である、発症に何のきっかけもない事、苦痛の強い身体症状であること、高まっていく不安や恐怖の影響で、生活や仕事に行く事ができなくなったりするだけではなく、落ち込んでうつ病を合併してしまったり、パニック症/パニック障害以外の不安症も発症してしまうなどの影響もあります。そのため、パニック障害・パニック症は早期の診断と治療がとても大切な疾患なのです。

パニック障害・パニック症の特徴とは

パニック障害・パニック症の特徴には、身体的または精神的な症状が「強烈」で「強く不快」な症状であるという事も特徴です。また、詳しくはパニック障害・パニック症の診断基準を後にご紹介いたしますが、予期せず・突然生じること、症状が繰り返されること、更にはその症状に対する恐怖や不安の為に、外出ができない行動を制限してしまう等の日常生活や社会生活への影響がある事も特徴であります。

予期せず突然起きるパニック症状とは

予期せず・突然起きるパニック症状とは、どのような時が例として挙げられるでしょうか?

仕事中、家事の最中、あるいは仕事から帰って自宅でホッとした瞬間、就寝前に就寝中などなど、ありとあらゆる場面で起きえます。そして突然発症し、数分間でピークに達する強い症状である為に、恐怖・不安は大きく、発作が遠のいたとしても漠然とした不安緊張感が継続してしまいやすいことも特徴です。

パニック障害の頻度と、発症しやすい年代と男女差は

パニック障害の生涯有病率は1~4%と言われており、青年期から成人期ごろに発症のピークを迎えますが、50代以降では極端に初発率が下がる傾向にあります。しかしそうは言っても、幼少期の児童から高齢者まで幅広く発症すると言われています。

また、女性の方が男性よりも2~3倍かかりやすいと言われておりますが、男性に関しては診断に至っていないケースも多いのではないかと考えられています。

つまり、学生から社会人・主婦の年代に発症率が高い事と、パニック障害に関連した、この年代の方達の社会的活動への影響を考慮すると、少しでも症状の悪化や継続が最小限にとどめられるように医療機関と連携をしながら治療に取り組むことも大切なのです。

パニック発作とは

パニック発作とは、10分くらいで急速に症状が悪化していく不快な発作です。その後少しづつ和らいでゆきますが、数十分から長くても数時間かけて落ち着いていきます。

パニック発作とは、パニック障害だけに見られる症状ではありません。社交恐怖症・限局性恐怖症・広場恐怖症など、あらゆる不安症で見られます。特に、パニック障害は「予期しないパニック発作」ということが診断にも重要ですが、「予期しないパニック発作」に加えて、閉所や高所などパニック発作の引き金となる状況や特定の刺激で誘発される「状況依存的パニック発作」が混ざっていたからといって、パニック障害という診断が否定されるわけではありません。

パニック障害の経過とともに、最初のパニック発作は「予期しないパニック発作」であったにも関わらず、次第に状況に関連して出現するという変化をたどる方も多いのが事実だからです。

また、パニック障害の初期には、「予期しないパニック発作」が状況に依存せず自然に発生するものの、時として初期から”簡単な運動”や”軽い負荷”がかかった後にパニック発作が生じている方もいる点には、注意が必要です。

パニック障害のエピソードとは

パニック障害のエピソードの例を参考に記載いたしましたので、ご覧頂けましたら幸いです。

【パニック障害エピソード例①】仕事を終えて家に帰り、自宅でご飯の準備と食事を済ませました。食後、のんびりとテレビを見ている最中、特にホラーや映画などではないいつものテレビ番組であるにも関わらず、突然心臓の鼓動が早くなり、息が苦しく、気が遠のく感じがしてしまいました。約10分くらいで落ちつき始めましたが、あの辛い症状は何だったのだろうと不安で、しばらくは眠れませんでした。またその後、睡眠中に突然苦しくて目が覚めるという事が起きたり、あの辛い症状は何だったのだろう、また繰り返すのではと思うと不安で、眠れなくなるだけではなく、自宅に1人でいることが怖くて自宅に帰宅することがおっくうになってしまいました。

【パニック障害エピソード例②】友達と食事をしている最中に、突然苦しくて吐きそうになる症状が出てしまいました。苦しさは急激に悪化して、15分くらいでようやく落ち着きましたが、たびたび電車や学校の授業中に症状が出てしまうなどの繰り返しの症状がありました。また出たらどうしようと思うと、外出が困難になり、結果学業にも支障を来してしまう様になりました。

【パニック障害エピソード例③】会社でパソコンの仕事途中に、急に動悸とめまい、発汗が出現してしまいました。つらい症状はしばらくして落ち着きましたが、その後トイレや会議中など突然の症状は繰り返し起きてしまい、また次出たらどうしようと、怖くてついには仕事に行けなくなってしまいました。

【パニック障害エピソード例④】体育の授業で、ランニングがありました。ランニングを終えて間もなく、突然息が止まってしまったかのような苦しさや動悸が起きてしまいました。また、お風呂上りにしばらくして動悸と発汗が出てしまう等の症状が繰り返されるなど、死を強く意識してしまう位の発作であったために、走る事をはじめ、身体を動かす運動などを極力控えて行動を選択するようになってしまった。

あくまでもパニック障害を理解する上での参考となるようなエピソードの例を作成いたしました。

パニック症の心理的な誘発エピソードとは

パニック障害には、心理的な変化や影響が関係して発症を誘因すると考えられています。

これらの誘発・誘因エピソードは、エピソードに該当する人がパニック障害に絶対に罹るという訳ではなく、後に述べる遺伝や物質による多くの病因などと関連して発症すると考えられています。

ここでは心理的な誘発エピソードについて例を挙げました。

・少しのことで、イライラや怒りが湧いてしまう

・大切な人との別れがあった

・責任や業務量が増えた

・苦しい立場に追いやられているという想いが継続している

・親が支配的で批判的であることに気が付いた

などあります。これらのきっかけや心理的変化は、最初は自覚されていないことも多いのですが、その後の経過や治療を進めていく上で、できれば把握すべき大切なエピソードである場合もあるのです。

パニック発作を誘発させやすい物質や生活習慣は

息苦しさなど呼吸系へのパニック症状を誘発させやすい物質として、二酸化炭素の濃度の上昇や乳酸ナトリウム、重炭酸塩などがあります。そのほかにもカフェインやアルコールの摂取が誘発させやすい因子となったり、睡眠不足や照明が強すぎるなどの影響も関与することがあるとされています。

パニック障害の原因について

脳の変化として、海馬・扁桃体・中脳・視床下部・大脳辺縁系、青斑核の機能や構造的な変化が、不安感情への調整の変化やパニック様行動への刺激へとつなっていると考えられています。これらの機能の変化は、脳細胞や、脳細胞のシナプス間で作用する、神経伝達物質であるノルエピネフリン系・セロトニン系が関係していると考えらえ、パニック障害では特にセロトニン系の働きの調整や機能の変化が影響して、脳細胞や脳への機能の変化をもたらしていると考えられています。しかし、まだ詳細なメカニズムはまだはっきりと分かっていない部分も多いのです。

遺伝要因とパニック患者への影響は示されております。パニック症患者が、第一度近親者にいる場合にはパニック症の発症率が、そうでない精神科近親者を持つ人と比べて4~8倍に上昇すると言われているのです。

パニック障害の合併症について

パニック障害の患者さんの多くは別のメンタルの不調や精神疾患を持っているとされています。ある報告によると、9割のパニック障害の患者さんは別の精神疾患を持っていると言われています。

また、特にうつ病との合併率は高く、パニック障害の2人に1人はうつ病にかかっているとも報告されており、不安症の一つである、広場恐怖症も合併率は高く、社交不安症や限局性恐怖症、全般性不安症、強迫性障害など様々な疾患とも合併すると考えられています。

【ICD-10 】パニック障害の診断基準とは

ICD-10 に記載のあるパニック障害の診断基準(DCR-10)について、簡潔にまとめさせていただきました。

ICD-10は疾患の世界的な疾病分類で、特にDCR-10 はICD-10に基づいた精神科の一般臨床上で診断のための基準について記載されています。

診断基準A

パニック発作が反復性におき、特別・特定の状況下に限って発作が起こるのではなく、”予期せず”・”自然に”起きることが多い。またその状況は、生命や身体の危険・危機にさらされる状況や懸命な努力の必要な状況ではない。

診断基準B

パニック発作は以下の(1)~(4)のすべてを特徴としています

(1)激しい恐怖や不安とは、明らかに異なるエピソードでの出現

(2)突発的・突然の開始

(3)数分程度でピークに達し、継続する症状

(4)以下の症状のどれか4つを満たす。しかし、(a)~(d)の自律神経の症状をどれか1つ以上は含んでいること

  1. 動悸、脈が速くなる、強く脈打つ
  2. 発汗
  3. 震えや振戦
  4. 口渇
  5. 呼吸困難・苦しさ
  6. 窒息感・息が詰まる感じ
  7. 胸部の不快感や胸部の疼痛
  8. 悪心や腹部の苦悶や違和感
  9. めまい・ふらつき・気が遠くなる、倒れてしまう感じ
  10. 現実的ではない感じ、離人感
  11. 自制ができない、我慢できない、気が狂いそう・発狂しそう、気を失ったしまうかもしれない感じ
  12. 死ぬのではないかという恐怖
  13. 寒気・ほてり・紅潮
  14. しびれ・チクチクする痛み・感覚

a~dは、自律神経性の刺激による症状

e~hは、胸部・腹部に関する症状

i~lは、精神状態に関する症状

m、nは全身的な症状

として項目を列挙しています

診断基準C

除外基準としてこれらパニック発作が身体的な障害や器質因、更には統合失調症や気分障害、身体表現性障害のような他の精神障害ではないことが診断には必要です。

中等度のパニック障害と重度のパニック障害の違いとは

中等度は、4週間の間に、4回以上のパニック発作が出現することであり、

重度とは、4週間以上の間、各週4回以上のパニック発作が出現することです。

パニック発作とは、先に述べた診断基準Bの(1)~(4)を満たす症状を指します。

【DSM-5】のパニック障害の診断基準とは

米国診療でも用いられる診断基準、DSM-5 もご紹介を致します。

DSM-5:診断基準A

予期しない繰り返される発作(以下の症状の4つ以上が該当する発作)が、数分内でピークに達して恐怖や強烈な不快感を伴う。

  1. 動悸・ドキドキ・心拍数の増加
  2. 発汗・汗が出る
  3. 震え・新鮮
  4. 息切れ・息苦しさ
  5. 窒息感・息が詰まる感じ
  6. 胸痛・胸部の不快感
  7. 吐き気・腹部の不快感
  8. めまい・ふらつく感じ・気が遠くなる感じ
  9. 寒気・熱感
  10. うずく感じ・異常感覚
  11. 離人感・現実消失の感覚
  12. 抑制力が無くなる・どうかなってしまうかもしれない恐怖
  13. 死ぬことに対する恐怖

DSM-5:診断基準B

以下のどれかが、1か月以上継続している

またパニック発作が起きてしまうのではないかという心配や恐怖が持続している

パニック発作を避けるために回避行動があるなど、発作に関連した不適切な行動変化ががある

DSM-5:診断基準C

薬物や物質の作用による症状や原因ではない、またはその他の器質的疾患による影響ではない。

DSM-5:診断基準D

他の精神障害・精神疾患によって説明される症状ではない

ICD-10の診断基準と、DSM-5 の診断基準との比較

パニック障害に関しては、ICD-10もDSM-5の診断基準も、パニック発作に関して明確に定義していることが特徴でもあります。

予期しないことや、その反応性の症状が出るにふさわしくない場面での出現であることなどを特に重視しています。

また、その症状のピークが数分程度といった短時間である事も言及している事は、その他の精神疾患との鑑別にも大きく繋がりますし、そして何よりも器質的な疾患が原因でないことを除外する必要性がパニック障害・パニック症に関しては特に重要であると言えます。

また、ICD-10のように、特に重度・中等度という明確な発作回数での区別をしている点には大変興味深く、パニック発作という回数や、症状のコントロールの重要性が治療の面でも大切な指標であるかを示していると言えると思います。

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野村紀夫 監修

ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業

保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など

所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など

 

治療について

パニック障害の治療に関して

パニック障害・パニック症では、合併症の有無にもよりますが、治療によっては症状の著しい改善を望むことが可能です。

ここでは、薬物療法や認知行動療法などのパニック障害・パニック症の治療について解説を行います。

治療法1
薬物療法/抗うつ薬・SSRI

パニック障害の薬物療法では、中心的な投薬としてはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの抗うつ薬を用いることが多いです。 もちろん、パニック障害とうつ病・抑うつ症状の合併が多い点もあり、治療効果を上げやすいとも考えられますが、SSRIそのものがパニック障害・パニック症の治療に有効であることも重要です。 SSRIにはパロキセチン,フルオキセチン・セルトラリン・フルボキサミン・エスシタロプラムなどがあります。また国内未承認ですがシタロプラムといった薬剤などがあります。 またそのほかに、三環系抗うつ薬の一部にもパニック症の治療の効果があると言われています また、パニック障害・パニック症は一般的にうつ病の治療のお薬と比べて、比較的少なくすくこともありますので、増量に関するペースはゆっくり目であることがあります。 ですが、SSRIをはじめとした抗うつ薬は効果が感じられるまでに、個人差はありますが2週間から1か月程度かかることも多いために焦らず治療を行う事も大切です。 通常は1年前後の治療期間を要することが多いのですが、パニック障害は一旦改善・軽快しても、何らかのきっかけや周囲の環境の影響により再発しやすい疾患ですので無理は禁物です。

治療法2
薬物療法/抗不安薬・ベンゾジアゼピン系薬剤

抗不安薬と呼ばれるベンゾジアゼピン系薬剤は、パニック発作・パニック症に対して即効性があるお薬です。 ですが、ベンゾジアゼピン系薬剤に特徴的な耐性や依存性の問題で、できればパニック症の重度あるいは中等度の方への使用が望ましいとされています。 また、ベンゾジアゼピン系薬剤の単独使用ではなく、抗うつ薬であるSSRIとの併用使用にて開始し、SSRIの量を調整しながら、ベンゾジアゼピン系薬剤の使用開始1~2か月後には減量などの検討を開始し、その後ゆっくりと漸減が望ましいと考えられます。 特にベンゾジアゼピン薬剤の漸減中には、不快な離脱症状が出やすいので注意が必要です。

治療法3
精神療法/認知行動療法

精神療法の一環としても取り挙げられやすい認知行動療法は薬物治療と併用することで、単独治療よりも効果が得られやすいとされています。 特に、パニック発作に対する患者の誤った確信と認知に対して取り組むことはとても重要です。 パニック発作では「死」を予見する程強烈な体験を繰り返し経るために、些細な身体感覚や状況に対する状況が強烈な恐怖や死への恐怖へと繋がってしまっていることがあるのです。 このような誤った確信に対して、集中的に焦点を当てて認識を促すことや、またその感覚や確信が”実はそのようなことが起きるものではなかった”といった体験を重ねることで、”起きたとしてもしばらくしたら過ぎ去るものである”、”時間と共に消失しうるもの”、”想定していたことが現実には起きなかった”という認識を少しづつ増やしていく事が目的となります。 ですが、このような取り組みは、あくまでも薬物治療などに限らず病状が少しづつコントロールされつつあるタイミングで取り組むことが大切ですし、ゴールとなる認識が早急に得られるものではなく、一人一人の症状に応じた、現実的な一歩を組み立てていく事になります。 多くの場合は通院を経ながら、例えば診察室などで”困った症状”、”気になる程度が下がった症状”などのきかっけを取り挙げながら少しづつ進められる場合もあります。また、体調によっては正直上手くいくときもあればそうでない時もあるという特徴も体調によってはあるかと思います。 ですので、お一人だけで「前向きに」取り組みすぎてしまう時の失敗体験の恐怖の重さよりも、医療機関などの相談と共に取り組んでみるというのが比較的安心かと思います。

対応の仕方

パニック発作は決して”大げさ”ではない

パニック発作は、死への恐怖など不快な症状が急激に高ぶってしまう症状です。 多くの場合にはご自身でコントロールできず、また突発であるために、大変深刻な状況下にさらされています。 決して大げさなどではなく、疾患が故の発作ですので、「大丈夫だよ」などの”落ち着けるような声掛け”や、そっと傍にいて付き添って頂けることも、本人にとって安心感にも繋がります。

診療科目一覧