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自律神経とメンタルヘルスの関連性「心と身体のバランスを整える方法」
2025.03.272025.03.29
メンタルケア、自律神経失調症
自律神経とメンタルヘルスの関連性
日々の生活の中で、「なんとなく疲れやすい」「ストレスが溜まりやすい」と感じることはありませんか?実は、これらの症状は自律神経のバランスが乱れていることが原因かもしれません。自律神経は心と身体の健康に深く関わる重要なシステムであり、そのバランスが崩れるとメンタルヘルスにも大きな影響を及ぼします。本記事では、自律神経とメンタルヘルスの関係性を掘り下げながら、日常生活で実践できるセルフケア方法を紹介します。
自律神経とは?
自律神経は、意識しなくても体の機能をコントロールする神経系の一部であり、以下の2つの系統から成り立っています。
- 交感神経➡活動時やストレスを感じたときに活発になる。「アクセル」のような役割。
- 副交感神経➡リラックス時や睡眠時に優位になる。「ブレーキ」のような役割。
この2つのバランスが整っていると、心身の状態も安定しますが、過度なストレスや不規則な生活習慣が続くと、自律神経のバランスが崩れ、メンタルヘルスに悪影響を及ぼすことがあります。
自律神経が乱れると起こるメンタル不調
自律神経のバランスが崩れると、以下のような心身の不調が現れやすくなります。
✅ 精神的な症状
- イライラしやすくなる
- 不安感が強くなる
- 集中力の低下
- 抑うつ気分
- 睡眠の質の低下
✅ 身体的な症状
- 慢性的な疲労感
- 頭痛やめまい
- 胃腸の不調(下痢・便秘)
- 肩こりや筋肉の緊張
- 手足の冷えや発汗異常
自律神経の乱れは「自律神経失調症」と呼ばれることもあり、長期間続くと心身の健康を損なう可能性があります。そのため、日頃から自律神経を整えることが重要です。
自律神経を整えるためのセルフケア方法
自律神経のバランスを保つために、日常生活で取り入れやすい習慣をいくつか紹介します。
1️⃣ 規則正しい生活リズムを作る
- 朝日を浴びる(体内時計をリセットし、交感神経を活性化)
- 決まった時間に寝起きする(睡眠リズムの安定)
- 就寝前にスマホやPCを見ない(ブルーライトが自律神経を乱す)
2️⃣ 呼吸法を活用する
- 腹式呼吸を意識する(深い呼吸で副交感神経を優位に)
- 4-7-8呼吸法(4秒吸う→7秒止める→8秒吐く)
3️⃣ 適度な運動を習慣にする
- ウォーキングや軽いジョギング(交感神経と副交感神経のバランスを整える)
- ヨガやストレッチ(副交感神経を活性化し、リラックス効果を得る)
4️⃣ 食生活を見直す
- 発酵食品を取り入れる(腸内環境を整え、自律神経の安定につながる)
- カフェインやアルコールを控える(自律神経の乱れを防ぐ)
- ビタミンB群・マグネシウムを摂取(神経の安定に役立つ)
5️⃣ ストレス管理を行う
- マインドフルネス瞑想(ストレス軽減と副交感神経の活性化)
- 好きな趣味を楽しむ(リラックス時間を確保)
- 人とのつながりを大切にする(孤独感が自律神経に悪影響を与える)
まとめ
自律神経は、私たちの心と体の健康を支える重要なシステムです。ストレスや不規則な生活習慣によってバランスが崩れると、メンタル面にも悪影響を及ぼします。日常のちょっとした習慣を見直し、自律神経を整えることで、心の安定を取り戻し、より健やかな生活を送ることができます。
「最近、疲れやすいな」「ストレスが溜まりやすい」と感じたら、ぜひ今回紹介したセルフケアを試してみてくださいね
参考文献
- 小林弘幸 (2012). 『自律神経を整える習慣』. 朝日新聞出版.
- 厚生労働省 (2023). 「こころの健康づくり」. https://www.mhlw.go.jp
- 日本自律神経学会 (2021). 「自律神経の働きとストレス管理」
▶自律神経失調症に関する記載はこちら
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