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慢性疲労症候群と線維筋痛症

2024.05.312024.06.01

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慢性疲労症候群

慢性疲労症候群と線維筋痛症は、慢性的な体調不良と痛みを特徴とする複雑な病気です。これらの病気は日常生活に大きな制約があり、患者やその家族にとって身体的、精神的な負担をもたらすことがあります。今回は、慢性疲労症候群と線維筋痛症について症状、診断、治療、そして生活の質を向上させる方法などについてお話します。

どんな病気?

慢性疲労症候群は、持続的な疲労感や体力の低下を特徴とする病気です。これらの症状が少なくとも6か月以上続くのが特徴です。疲労感は一般的な疲労のレベルではなく、日常生活に大きな制約をもたすほどで、休息や睡眠をとっているにも関わらず、疲れが取れないことがあります。さまざまな年齢層で発症し、性別や人種に関係なく影響を及ぼす可能性があります。

どんな症状?

慢性疲労症候群の症状は個人によって異なりますが、一般的に次のような症状があります。

  • 持続的な強い疲労感:通常の活動が疲れやすく、休んでも疲れがなかなか取れない。この疲労感は、患者の日常生活に大きな制限をもたらす。
  • 認知機能の低下:認知機能の低下を伴うことがある。これにより、集中力や記憶力が低下し、日常のタスクに取り組むのが難しくなることがある
  • 筋肉痛や関節痛:全身にわたる筋肉痛や関節痛が長期間にわたって続き、普通の生活活動に支障をきたすことがある。
  • 頭痛:頭痛や首のこりが現れることがある。
  • 睡眠障害:眠りが浅く、休息が不十分だと感じられることがある。
  • 喉の痛み:のどの痛みや腫れが現れることがある。
  • ンパ節の腫れ:リンパ節が腫れることがある。
  • 意欲の低下:意欲が低下し、憂鬱である。

原因は?

明らかな原因はわかっていません。内科的、精神科的な慢性疲労の原因となる疾患がすべて除外されて、初めて慢性疲労症候群と診断されます。慢性疲労症候群を診断する特定の検査はありません。

どのように診断する?

慢性疲労症候群の診断は、他の可慢性疲労症候群能性のある病気を排除するために、病歴と症状について詳細な評価を含む一連の検査が必要となります。診断が確定するまでに時間がかかることがあり、他の医療専門家との協力も必要です。症状を詳細に記録するなど、診断の過程があります。

治療は?

痛みに対しては薬物療法を行うなど、対症療法を実施します。日常の活動はできるだけ継続するようにして、疲労に負けないように支援します。仕事では、休職するよりは仕事量を減らして働く方がよいとされています。抑うつがある場合は、認知行動療法が効果的です。

慢性疲労症候群の治療には、個別に合わせたアプローチが必要です。主な治療法には、休息、ストレス管理、運動療法、心理療法、栄養療法、薬物療法などが含まれます。治療は症状の軽減や症状のコントロールを目指すことです。患者自身も治療に参加し、健康的なライフスタイルの変化を検討することが重要です。

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線維筋痛症

どんな病気?

線維筋痛症は、全身の色々な場所に3か月以上感じる痛みと筋肉がかたくなる感じが特徴の病気です。季節や時間によっても痛みの現れ方に違いがあります。天候や活動量、ストレスによっても痛みが強くなることがあります。

また、睡眠障害、倦怠感、集中力の低下など、他にも多くの症状を伴います。線維筋痛症は、主に中年の女性に影響を及ぼすことが多い傾向です。この病気の発症の原因は複雑でまだ完全に解明されていません。

症状は?

線維筋痛症の症状は多岐にわたりますが、一般的には次のような症状があります。

  • 筋肉痛:身体のさまざまな部位に筋肉痛が現れる。時々激しく痛み、夜も途中で目を覚ましたり眠れなかったりするほどである。
  • 緊張性頭痛:緊張性の頭痛が頭部や首に現れることがある。
  • 睡眠障害:浅い睡眠や不安定な睡眠が症状に含まれ、休息が不十分だと感じられる。
  • 運動時の疼痛:運動や身体的な活動が疼痛を引き起こすことがある。
  • 集中力の低下:認知機能が低下し、集中力や記憶力に問題が生じることがある。
  • 消化器症状:腹痛、便秘、下痢などの消化器症状が現れることがある。

原因は?

原因ははっきりとわかっていません。痛みに関しては、痛みがある場所に問題があるのではなく、痛みを脳に伝えるときの問題ではないかと考えられています。

どのように診断する?

線維筋痛症群の診断は、病歴と症状の評価に基づいて行われます。特定の身体検査や血液検査などで確定的な診断を行うことは難しいため、他の病気を排除するのが一般的です。病歴の詳細な記録など、丁寧に症状を聞きとります。

治療は?

線維筋痛症群の治療は、症状の緩和を目指します。日常生活に使用が出るほどの痛みを軽減し、コントロールすることが目標となります。治療法には、薬物療法(痛み止め、抗うつ薬)、運動療法、物理療法、精神療法・心理療法(認知行動療法)、ストレス管理、栄養療法などが含まれます。治療は個人に合わせて行われ、症状の軽減と生活の質の向上を支援します。患者自身も治療に参加して、身体的な活動やストレス管理、健康的な食事をすることが重要です。

2つの病気における重要なポイントとは?

2つのの病気は一般的に慢性病であり、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。医師との連携を大切にし、適切な治療法を見つけることが症状の管理と生活の質の向上につながります。

医師や専門家のアドバイスに従い、治療プランを実施しましょう。また、治療だけでなく、日常生活でのストレス管理や健康的な生活習慣を考えることも大切です。

仲間や家族のサポートも重要で、理解と協力を得ることで、病気に対する対処がしやすくなります。

慢性疲労症候群と線維筋痛症は両方とも複雑な病気であり、個人差が大きいため、治療は患者個人に合わせて行われます。患者自身が治療に積極的に参加し、専門家のガイダンスを受けながら、症状の管理と生活の質の向上に向けて努力することが大切です。

まとめ

今回は、筋痛性脳脊髄炎と慢性疲労症候群について紹介しました。ひどい疲労感が身体の痛みが続いている場合は、これらの病気かもしれません。特定の検査がないため、症状を丁寧に記録し足り聞き取ったりします。気になる場合は、ぜひ受診を検討してみてくださいね。

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