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AIに聞いてみた!“心の健康”に良さそうな趣味ランキングと心療内科の視点
2025.04.252025.05.07
趣味とメンタルヘルス、運動とメンタルヘルス、創作活動とメンタルヘルス
AIに聞いてみた!“心の健康”に良さそうな趣味ランキング
「気分が沈みがち」「ストレスをうまく発散できない」「最近、楽しめることがない」心療内科に通う方からよく聞かれる声のひとつが、「趣味がない」「何をすればいいかわからない」という悩みです。
心の健康を保つために、趣味を持つことは効果的とされていますが、「何が自分に合うのか分からない」「趣味を探すのが疲れる」という声も少なくありません。
そこで今回は、AIを活用して「心の健康にプラスになりやすい趣味」を心療内科の視点に絡めてご紹介いたします。あくまで傾向ではありますが、医学的な観点とも重なる部分が多く、趣味選びのヒントとして活用いただけると幸いです。
【前提】“心に良い趣味”とはどういうものか?
心療内科の視点から見た“心に良い趣味”の共通点は、次のような要素を持っています。
- ①「達成感」や「自己効力感」を得やすい
- ② 人と比較せず、自分のペースでできる
- ③ 五感を使う・身体を動かす・創造性を使う などで脳が活性化される
- ④ 深く考えすぎず“今この瞬間”に集中できる
- ⑤ 「やらなきゃ」にならず、自然とやりたくなる感覚がある
このような要素を含む趣味は、ストレスの軽減や抑うつ気分の緩和、自律神経の安定に寄与すると考えられています。
【AI分析】心の健康に良さそうな趣味ランキングと心療内科における視点
AIが収集した多くの文献やユーザーの体験データや意見をもとに、「メンタルヘルスに良いとされる趣味」を総合的に評価した結果が以下のランキングです。
第1位:ウォーキング・散歩(自然の中での活動)
最も多く支持されたのは、特別な準備も道具もいらない「歩く」という行動。特に自然の中を歩く「グリーンエクササイズ」は、うつ症状の改善やストレスホルモンの低下、睡眠の質の改善などが報告されています。
✔ ポイント
- 有酸素運動が脳のセロトニンを活性化
- 景色が変わることで気分転換になりやすい
- 頭を空っぽにして歩くことで、思考のリセットになる
第2位:絵を描く・塗り絵・アート系活動
「上手く描くこと」よりも「自由に表現すること」が脳にとってプラスになります。大人向けの塗り絵や、簡単なスケッチ、コラージュなど、手を動かす表現活動は、言葉にならない感情の整理に効果的です。
✔ ポイント
- 集中することでマインドフルな状態になりやすい
- 感情を視覚的に出すことで内省が進む
- 完成すると小さな達成感を得られる
第3位:料理・お菓子作り
毎日の作業の延長と思われがちですが、「創造的な料理」は趣味として心に良い影響を与えます。調理のプロセスには集中力・段取り・創造力が関わっており、「食べる」ことそのものも五感への刺激になります。
✔ ポイント
- 手を動かしながら思考を整理できる
- 完成したものを自分で食べられる=“報酬系”の刺激
- うまくいかなくても“また作れる”気軽さがある
- 第4位:ガーデニング・観葉植物の世話
植物と関わる行為は、五感への刺激が多く、心理的な癒しにつながりやすいとされています。水やりや土いじりのような単純作業が、リズムを整える役割を果たすこともあります。
✔ ポイント
- 生き物を育てることによる責任感や安心感
- 成長を見守る“時間の流れ”が落ち着きにつながる
- 香りや手触り、季節感を感じられる
第5位:音楽を聴く・楽器を演奏する
特に「聞くだけ」の音楽は、疲れているときでも取り入れやすい方法です。好きな曲を選んで流すだけでも、自律神経のバランスが整いやすくなります。
✔ ポイント
- 音に身をまかせることで思考を休める
- 感情と音楽のリンクにより気分の調整がしやすい
- 楽器演奏の場合は、指先の動き+聴覚の刺激で効果アップ
6位以下の候補(こちらもおすすめ)
- 写真を撮る(スマホでもOK)
- パズル・レゴ・ブロックなどの構造遊び
- 日記ではなく「一言メモ」程度のライティング
- 映画鑑賞(特に感動系・コメディ系)
- 簡単なストレッチ・ヨガ
無理なく始めるコツとは
「趣味を持たなきゃ」と思うと、それ自体がプレッシャーになりがちです。大切なのは、「正解」を探すことではなく、「少しやってみたい」「ちょっと気がラクになった」という感覚を大事にすることです。
心療内科では、症状に応じて趣味の提案や、逆に「趣味がストレスになっていないか」の確認をすることもあります。たとえば、完璧主義の方には「結果を求めない趣味」、人間関係に疲れている方には「一人で完結する趣味」など、性格傾向に合わせた趣味の選択も大切です。
「趣味らしいことをしてないな」と感じている方も、まずは5分、10分からで構いません。気負わず、試しながら、自分に合った“心がラクになる時間”を生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
楽しむための趣味は、心のメンテナンスになる
趣味は“治療”ではありませんが、心の安定を保つうえで非常に有効な“セルフケア”のひとつです。
今回紹介した趣味は、実際に「やってみたら少し気分がラクになった」と実感されているもをいくつか紹介しておりますが、そうはいっても体調に応じては、負担に感じてしまう場合も少なくありませんので、しんどい時や辛い時こそは療養に努めることが大切な時期もあります。
野村紀夫 監修
医療法人 山陽会 ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など
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