「このような症状、精神科に相談していいの？」と思ったら

「このような症状、精神科に相談していいの？」と思ったら

「最近、眠れない日が続いている」 「些細なことでイライラしてしまう」 「人と話すのが、なんだかしんどい」

このような変化があっても、「これくらいで病院に行っていいのかな…」「もっとつらい人がいるのに」と、自分のつらさを我慢してしまう方は少なくありません。とくに「精神科」という言葉に対して、不安や抵抗感を持つ方もいらっしゃいます。

ですが、精神科は、ただ「重い病気」の方のためだけの場所ではありません。「なんだか症状が心配だな」「これって心の病気なの？」「少し疲れているだけかもしれない」と迷っている方が、一歩踏み出せる場所でもあるのです。

精神科で対応している主な症状・状態について

精神科では、以下のようなこころや身体の不調に対応しています。

• 気分の落ち込み・やる気が出ない（抑うつ状態）
• ずっと緊張している感じが抜けない（不安障害）
• 突然息苦しくなり、パニックになる
• 寝つきが悪い、夜中に何度も起きてしまう（睡眠障害）
• 感情がうまくコントロールできず、人間関係がつらい
• 集中できない、ミスが増えた（ADHDなどの可能性）
• これまで楽しめていたことに関心が持てない

症状の強さや重さにかかわらず、「つらさが続いている」「生活に支障が出てきている」と感じたときは、精神科への相談を検討してみてください。診断名がつくかどうかよりも、今の困りごとを一緒に見つめ、楽になる方法や治療のケアを探すことが大切です。

精神科に相談していいか迷ったときの目安

「どこまで我慢すべきか分からない」「甘えているだけかも」と思うとき、判断のヒントになる視点があります。

日常生活に支障が出ているか

仕事や家事、人間関係に影響が出ている場合、それは専門家のサポートが必要なサインかもしれません。

不調が2週間以上続いているか

一時的な疲れではなく、継続している場合は心のバランスが崩れている可能性があります。

身体の症状が心の問題と関係しているかもと感じたとき

頭痛・めまい・胃の不快感など、身体の不調が検査で異常が見つからず、ストレスと関係しているかもしれないと感じる場合にも、心療内科・精神科が適しています。

相談のハードルを下げるために

精神科と聞くと、「重症の人が行くところ」「一度行ったらずっと通わなければならない」といったイメージを持つ方もいらっしゃいます。

しかし実際には、「いまの状態を確認するため」「一度相談してみてから考える」くらいのスタンスでも大丈夫です。初診では、話をじっくり伺いながら、必要な支援の方向性を一緒に考えていきます。

「話せるか不安」「症状をうまく説明できない」と感じている方にも少しでもご安心頂けるよう、WEB問診も取り入れております。医師やスタッフ一同、患者様お一人お一人の治療サポートに努めておりますので　お気軽にご相談くださいませ。

ご自身を後回しにしすぎないために

心の不調は、「あとから振り返ると、かなりつらかった」と気づくことが多いものです。頑張ってやり過ごしてしまう方ほど、気づいたときには心のエネルギーがすり減ってしまっていることがあります。

早めの相談は、症状が軽いうちに適切なケアを受けることができ、回復までの時間も短くなる可能性があります。

ひだまりこころクリニック名駅エスカ院では

ひだまりこころクリニック名駅エスカ院は、名古屋駅地下直結の通いやすいクリニックで、名古屋市内外にお住いの方からも通院して頂きやすい、精神科・心療内科・メンタルクリニックです。

「病院に行くほどではないと思っていたけど、相談してよかった」 「もっと早く来ていればよかった」。そうおっしゃる方が多くいらっしゃいます。受診に迷いがある方も、どうぞお気軽にご相談ください。

まとめ

「こんなことで精神科に行っていいの？」と悩んでいる時点で、あなたはご自身の心の状態と向き合おうとしているのだと思います。その気持ちは、とても大切な一歩です。心の不調は、自分一人で抱えなくても大丈夫です。無理のない範囲で、安心できる医療機関を探してみてください。必要があれば、私たち「ひだまりこころクリニック名駅エスカ院」も、そのお手伝いができればと思っています。

野村紀夫 監修
医療法人 山陽会 ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など