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うつ病/大うつ病性障害~発症や経過のリスクファクター、年齢や性別との関連~

2022.12.23

うつ病

うつ病/大うつ病性障害~発症や経過のリスクファクター、年齢や性別との関連~

精神疾患の中でも特にうつ病は歴史が古く、多くの研究が重ねられてきました。その結果、発症や経過を考えるうえで重要な要因がいくつも分かっています。

この記事ではDSM5を元にして、うつ病/大うつ病性障害の発症や経過に関連するリスクファクターや、うつ病と年齢や性別との関連について説明します。

うつ病/大うつ病性障害の発症のリスクファクター

特に強いリスクファクターと言えるものは、以下の2つです。

(1)気質

神経症的傾向 (不安や緊張、怒りなどのネガティブな感情を抱きやすい性格)は、うつ病のリスクファクターとして明確に確立されています。うつ病の遺伝率(うつ病発症のどの程度が遺伝によって決まるか)は約40%ですが、この遺伝要素のかなりの部分は神経症的傾向によって説明できることが分かっています。

(2)ストレスフルな出来事

幼少期の不幸な体験(虐待やいじめ、自然災害など)も大きなリスクファクターです。また、ストレスの多い人生上の出来事もうつ病の発症リスクを高めます。この出来事には、死別やリストラなどのネガティブなものだけではなく、子どもの誕生や昇進などのポジティブなものも含まれる点に注意しなければなりません。

うつ病/大うつ病性障害の経過、そのリスクファクター

うつ病の発症後、3か月以内に患者さんの40%が回復していきます。1年以内となると、回復していく患者さんの割合は80%にもなります。短期間で回復するにあたって特に重要なことは、発症後できるだけ早く治療を受けることです。 そのため、患者さんのうつ病の症状が最近出現したものなのか、それとも慢性的な症状が増悪したものなのかを区別することは大切なことです。

とはいえ、うつ病の経過は患者さんによって違います。うつ病の再発率は60%と高いですが、再発するまでは全く症状がない時期が何年も続いたという患者さんもいれば、何らかの症状がずっと続いていて寛解状態(症状がほぼなくなった状態)がほとんどないという患者さんもいます。

うつ病/大うつ病性障害の慢性化・再発要因

精神疾患であれ身体疾患であれ、他の疾患が併存している場合は治療を受けてもうつ病の症状が完全になくなる可能性が特に低いです。うつ病が慢性化したり、再発の危険性を高めたりする要因には、以下があります。

・併存疾患の存在

パーソナリティ障害(解釈の仕方や感情、対人関係能力や衝動性などの面における性格の偏りから極端な考えや行動が繰り返されてしまう障害)

物質使用障害(アルコールや抗不安薬、鎮静薬などの特定の物質を使うことが止められなくなること。一言で表すと依存症)

不安症

重度の身体疾患(例 心血管疾患)

慢性的経過をたどる身体疾患(例 糖尿病) など

・うつ病の症状の特徴

重症度が高い

抑うつエピソードを繰り返している

寛解時にも軽度の抑うつ状態が続いていた など

特にパーソナリティ障害や非常に強い不安、重症度の高さなどは、治療による改善率の低さとも関連するので、注意しなければなりません。

うつ病/大うつ病性障害と年齢

重篤気分調節症も合わせると、子どもから高齢者までの全ての年齢層でうつ病を発症する危険性があります。日本の場合、特に若年者や中高年者がうつ病を発症しやすいです。

加齢や年齢は、うつ病の経過や回復に必要な時間、治療への反応性などに影響を及ぼさないとされています。とはいえ、若年層と高年齢層でうつ病に関して全く違いがないわけではありません。例えば、よく見られる症状に年齢層で違いがあります。若年層では過眠や過食が多い一方で、高年齢層では精神運動制止や精神運動焦燥が多いです。また、自殺企図は若年層のほうが多いですが、確実に自殺につながる行動を選ぶ自殺既遂は高年齢層で多く見られます。

他の年齢層と比べ、若年者では家族性(家系内に同じ疾患を持つ人がいること)であったり、本人がパーソナリティ障害も抱えていたりすることが多いです。そのため、若年層ではうつ病を再発するリスクが高いです。

うつ病/大うつ病性障害と性別

うつ病の有病率には明らかに性差があり、女性のほうが2倍高いと言われています。しかし、症状や経過、治療への反応性などには性差はありません。性別の違いが特に見られるのは、自殺についてです。自殺既遂のリスクファクターと言われるほど、男性では自殺既遂がよく見られます。反対に、女性では自殺企図は多く見られますが、実際に自殺に至ることはあまりありません。

うつ病に関する診断基準と症状について解説しています

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