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強迫神経症及び関連症群/強迫性障害および関連障害群

2021.06.292022.06.08

強迫性障害

強迫症/強迫性障害

強迫観念、強迫行為、またはその両方の存在によって適用される。以下定義。

強迫観念:

①繰り返される持続的な思考、衝動、またはイメージで、症状が生じている一時期には侵入的で不適切なものとして体験されており、たいていの人において強い不安や苦痛の原因となる。

②その人はその思考、衝動、イメージを無視しようとしたり抑え込もうとしたり、または何か他の思考や行動(例:強迫行為など)によって中和しようと試みる

強迫行為:

①繰り返し行動(例:手を洗う、順番に並べる、確認する)または心の中の行為(例:祈る、数える、声を出さずに言葉を繰り返す)であり、その人は強迫観念に対応して、または厳密に適用しなくてはいけないある決まりに従ってそれらの行為を行うよう駆り立てられているように感じている。

②その行動、または心の中の行為は、不安または苦痛を避けるかまたは緩和することを目的としている。しかしその行動または心の中の行為は、それによって中和したり予防したりしようとしていることとは現実的な意味ではつながりを持たず、または明らかに異常である。

以下、強迫観念/強迫行為のDSM-5における診断基準を示す(表①-1)。また、典型的な強迫観念の具体的内容については表①-2に示す。

表①-1 DSM-5における強迫症/強迫性障害の診断基準

A.強迫観念、強迫行為、またはその両方の存在

*強迫観念の定義

①繰り返される持続的な思考、衝動、またはイメージでそれは障害中の一時的には侵入的で不適切なものとして体験され、たいていの人において強い不安や苦痛の原因となる。

②その思考、衝動、またはイメージを無視したり抑え込もうとしたり、または何か他の思考や行動(Ex;強迫行為を行うなど)によって中和しようと試みる。

*強迫行為の定義

①繰り返しの行動(Ex;手を洗う、順番に並べる、確認する)または心の中の行為(Ex;祈る、数える、声を出さずに言葉を繰り返す)であり、その人は強迫観念に対応して、または厳密に適用しなくてはいけないある決まりに従ってそれらの行為を行うよう駆り立てられているように感じている。

②その行動または心の中の行為は、不安または苦痛を避けるかまたは緩和すること、または何か恐ろしい出来事や状況を避けることを目的としている。しかし、その行動または心の中の行為は、それによって中和したり予防したりしようとしているこことは現実的な意味では繋がりをもたず、明らかに過剰である。

B.強迫観念または強迫行為は時間を浪費させる(1日1時間以上かける)、または臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、たまは他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。

C.その障害は、物質(Ex;乱物薬物、医療品)または他の医学的疾患の直接的な生理学的作用によるものではない。

D.その障害は、他の精神疾患の症状ではうまく説明できない(例:全般不安症における過剰な心配、醜形恐怖における容貌へのこだわり、ためこみ症における所有物を捨てたり手放したりすることの困難さ、抜毛症における抜毛、皮膚むしり症における皮膚むしりなど)

▶該当すれば特定せよ

病識が十分または概ね十分:強迫症の信念が「全く正しくない」「おそらく正しくない」「正しいかもしれないし正しくないかもしれない」と認識している。

病識が不十分:その人は強迫症の信念が恐らく正しいと思っている

病識が欠如した・妄想的な信念を伴う:強迫症の信念は正しいと完全に確信している。

▶該当すれば特定せよ

チック関連:チックの現在症ないし既往歴がある

表①-2 強迫観念の内容からの分類

【内容】 【主な概念】

攻撃:自分や他者に対する身体的・言語的攻撃(自殺や殺人についての観念も含む)、事故、事件、戦争や自然災害、死

不潔:排泄物、汚れ、埃、精液、経血、その他体液、病原体、病気、性病、AIDS

対称性:ものの配列の規則性

性的:自他への性的接近、近親相姦への衝動、両性の生殖器、同性愛、自慰、性行為の能力

ため込み:ものの収集、無価値なものが捨てられない

宗教:神の実在、宗教的説話や実践または祭日の正当性、罪深い行いを犯すこと

身体:身体の部位に対する懸念、美醜への不安、病気や疾患であるという確信

強迫性障害と診断されるためには、明らかな苦痛をもたらし、時間を浪費させる(1日1時間以上)、あるいは日常生活・職業・社会生活・社交に重大な支障をきたすような強迫観念か強迫行為が伴っていなければならない。また、強迫行為と強迫観念が侵入的で望ましくないものとして認識されている必要があり、診断の際はその症状がうつ病など他の精神心疾患や、物質の影響もしくは他の医学的疾患などに由来しないことを見極める必要がある。

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