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パニック発作に関連する不安の正体とは
2024.05.022024.05.03
パニック障害、不安障害・不安症
パニック発作に関連した不安って何だろう?
パニック発作は不安と恐怖を生みます。またその心配や不安感は次第に強くなり、不安が増強するサイクルが進んでしまうと、生活に支障が出てしまいやすくなってしまいます。
ここでは、パニック発作に関連した不安について紹介しています
予期不安とは?
パニック発作と不安には、予期不安という、「パニック発作がまた起きたらどうしよう」といったパニック発作に関連して顕著になってしまう不安感情があります。
というのも、パニック発作は、死を覚悟するくらい、苦痛の強い呼吸苦や動悸や神経症状といった身体症状や精神症状を伴います。
またその症状が、急激にピークに達し、その時間も5分前後という比較的短い期間で強い症状が現れるという、特徴をパニック発作は持っています。
ここからはもう少し、パニック発作の症状に関連した不安の正体について紹介をします
パニック発作の不安の正体とは①
精神的な苦痛に関する不安がパニック発作の不安の正体の一つとしてあります。
【精神的な苦痛に関するパニック発作の不安】具体的には・・・
パニック発作により、
◆精神的にどうかなってしまうかもしれないという不安
◆発狂してしまうかもしれない不安
◆叫び出してしまうかもしれない不安
◆抑制力を失うかもしれない不安
◆自己を制御できないかもしれない不安
など、パニック発作に関連した「精神的な苦痛とそれに対する不安」があります。
パニック発作の不安の正体とは②
パニック発作の不安の正体の2つめとしては、
パニック発作で苦しんでいる姿に関する不安・・・
◆自分を否定されるかもしれない不安
◆自分の評価が下がってしまうかもしれない不安
◆自分が馬鹿にされてしまうかもしれない不安と恐怖
◆自分との人間関係が終わってしまうかもしれない恐怖
などの、「自分の身に起きている症状に関する不安」があります。
パニック発作の不安の正体とは③
パニック発作の不安の正体3つめとしては、
その症状の強さと苦痛に関する不安・・・
◆死んでしまうかもしれない不安
◆大きな病気にかかっているのではないかという不安
◆何か重い病気にかかっているのではないかという不安
などの、「身体の重大な異常に関する不安」があります。
さまざまな不安が更に、生活上の不安をもっと強くしてしまう
パニック発作に関連する症状や身体更には精神面に対する不安を紹介しました。
また、このようなパニック発作に関連する様々な不安が生じることで、「またパニック発作がおきたらどうしよう。怖い・不安である」といった予期不安を更に強固にしてしまうきっかけとなってしまうのです。
さいごに
予期不安という不安のサイクルと、パニック発作に関する具体的な不安の感情について、今回は紹介いたしました。
パニック発作やパニック症でお困りの方は、お一人で抱え込みすぎず精神科,心療内科,メンタルクリニックまでご相談くださいませ
野村紀夫 監修
医療法人 山陽会 ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など
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