土日も診療,名古屋駅の心療内科,精神科,メンタルクリニックのひだまりこころクリニック名駅エスカ院がうつ病の症状で「休職の診断書」どんな症状?について解説

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うつ病の症状で「休職の診断書」どんな理由?

2025.03.312025.03.31

精神科・心療内科、初期症状、非定型うつ病、診断書・発行、精神療法、うつ病

うつ病の症状に即した「休職の必要性」とは

うつ病の薬物療法の役割

うつ病は単なる「気分の落ち込み」ではなく、脳の機能異常により、思考・感情・身体に広範囲な影響を及ぼす病気 です。

そして治療には抗うつ薬などの薬物療法がありますが、それだけではうつ病の治療としては十分ではありません。薬は脳内の神経伝達物質のバランスを整え、症状を和らげ回復を促す効果がありますが、ストレス環境が変わらないままでは根本的な回復にはつながりにくいのです。

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休職としての治療回復や療養のための期間

特に、仕事のプレッシャーや長時間労働や疲労、人間関係のストレスが原因でうつ病を発症した場合、休職して負担を減らさなければ、薬を飲んでも効果が限定的になります。また、うつ病では脳の回復に時間がかかるため、十分な休養が不可欠です。

うつの病状が強い場合には、そのまま無理に働き続けると、症状がさらに悪化し、結果として長期的に復帰に時間がかかるなど回復が難しくなる可能性もあります。そのため、うつ病の治療では薬物療法と並行して休職するなど、心身を回復させる時間と期間をしっかり確保することが重要なのです。

今回は、なぜ休職が必要なのかを、具体的なうつの症状に即してさらに解説いたします。

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【休職の必要性】脳の感情コントロール機能や判断力の低下

✔️ ふとした瞬間に涙が出て止まらない
✔️ 落ち込んだり不安感情がぐるぐるめぐって止まらない
✔️ 頭が回らず焦燥が強く出てしまう
✔️ 思考の制止のために行動が進まない
✔️ 考えがまとまらず物事を決めたり判断をすることができない

うつ病では、脳の「感情コントロール機能」や「判断力」を担う前頭前野や扁桃体の働きが低下し、感情や思考の制御が難しくなります。

そのため、ふとした瞬間に涙が出たり、不安や落ち込みがぐるぐると止まらなくなります。また、頭がうまく働かず、焦燥感が強くなったり、考えがまとまらず行動を起こせなくなることもあります。

さらに、判断力の低下によって「何を選べばいいか分からない」「決められない」という状態に陥り、日常生活や仕事に支障をきたします。これらの症状が続くと、自己否定感が強まり、さらに悪循環に陥ることも少なくありません。

こうした脳の機能低下は「気持ちの問題」ではなく、医学的に説明できる症状であり、休職してうつ病の適切な治療を受けることが回復への第一歩となります。

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【休職の必要性】仕事上の遂行機能の低下➡業務が困難に

うつ病になると、思考力・判断力・記憶力が大幅に低下 します。
✔️ 仕事の優先順位をつけられない
✔️ 何をすればいいのか分からなくなる
✔️ 些細なことに時間がかかる
✔️ ミスが増える

うつ病では、脳の「遂行機能」と呼ばれる能力が低下し、思考力・判断力・記憶力が著しく落ちることがあります。遂行機能とは、「物事の優先順位を決める」「計画を立てる」「適切に判断する」といった、仕事を進める上で重要な能力です。

そのため、うつ病になると、仕事の優先順位がつけられず、何から手をつければよいのか分からなくなります。また、一つの作業に時間がかかるうえ、集中力が続かないため、ミスが増えてしまいます。

この状態で仕事を続けると、周囲とのギャップに苦しみ、自責の念が強まり、さらに症状が悪化する悪循環に陥ります。こうした遂行機能の低下は「怠け」ではなく、脳の機能障害 によるものです。適切な休職と治療を受けることで、脳の働きを回復させることが重要です。

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【休職の必要性】自己肯定感の極端な低下と感情のコントロール困難

✔️ 些細なことで落ち込み、自己否定が止まらない
✔️ 何を言われても「自分はダメだ」と感じる
✔️ 突然涙が出る、イライラや怒りっぽくなる
✔️ 自分はもうダメだ、私なんて必要ない

うつ病になると、自己肯定感が極端に低下し、感情のコントロールが難しくなります。これは脳の働きが正常に機能しなくなることで起こります。たとえば、些細なミスや何気ない言葉に過剰に反応し、「自分はダメだ」と感じてしまうことが増えます。

また、喜びや達成感を感じにくくなり、ネガティブな感情ばかりが膨らんでしまいます。その結果、突然涙が出たり、強い怒りを感じたりすることもあります。こうした感情の波は自分では制御できず、日常生活や仕事に支障をきたします。最悪の場合、「自分には価値がない」と感じ、生きることすらつらくなることも。これらの症状がある場合は、無理に頑張らず、適切な治療や休職を検討することが大切です。

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【休職の必要性】うつ病の身体症状の悪化➡通勤や仕事が物理的にできない

✔️ 朝起きられず、ベッドから出るのが困難
✔️ 極度の疲労感が続き、動くのがしんどい
✔️ 頭痛・胃痛・動悸などの身体的不調のため外出できない

うつ病は精神的な症状だけでなく、身体にも深刻な影響を及ぼします。特に、極度の倦怠感や疲労感が続くことで、朝起きることすら困難になることがあります。これは、脳の働きが低下し、自律神経が乱れることで体のエネルギー調整がうまくいかなくなるためです。

また、頭痛や胃痛、動悸といった身体的不調が現れることもあり、これらの症状は仕事のストレスでさらに悪化する可能性があります。その結果、通勤すらままならず、会社に行くことが大きな負担となります。

無理を続けると、症状がさらに深刻化し、回復が難しくなるため、早めに休職し、心身を休めることが重要です。うつ病の身体症状は「甘え」ではなく、医学的に証明されたものなので、適切な治療と休養を優先するべきです。

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【休職の必要性】希死念慮(死にたい気持ち)の悪化、命の危険など

✔️ 「生きている意味がない」と感じる
✔️ 「このまま消えたい」「いなくなった方が楽」と考える
✔️ 事故や自傷行為の衝動がある

希死念慮とは、死にたいという強い思いが湧いてくる状態で、うつ病の症状の一つとして現れることがあります。このような思考は、精神的な苦痛や絶望感、自己否定が極度に高まって、自分自身を無価値だと感じるようになる結果引き起こされます。

さらに、事故や自傷行為への衝動が起きることもあり、これはその苦しみから逃れようとする強い欲求や精神的な痛みがあまりにも大きくなってしまっていることの表れです。

こうした状態に陥ると、命の危険が伴うため、即時の支援や治療が求められます。休職は、こうした症状が悪化する前に心身の回復を促進し、安全を確保するために非常に重要な措置となります。

命の危険を防ぎ、回復に向けた環境を整えるためには、休職を通じて環境から一時的に解放されることが必要なのです。

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休職は「甘え」ではなく、理解されるべき「治療の一環」

休職することで、
✅ 薬物療法やカウンセリングに専念できる
✅ 生活リズムを整え、回復しやすくなる
✅ 職場のストレス要因から離れ、症状が悪化するのを防げる

まとめ

休職は決して「甘え」ではなく、うつ病を治療するための重要な手段です。うつ病は心身に大きな影響を与える病気であり、仕事や日常生活を続けながらの治療は難しいことがあります。

休職することで、薬物療法や療養治療に専念できる環境が整い、治療効果を高めることが可能になります。また、生活リズムも整えることができ、食事や睡眠、運動といった基本的な健康管理が改善されるため、心身ともに回復しやすくなります。

またさらに、職場のストレスから一時的に離れることによって、プレッシャーや過度の負担が減り、症状の悪化を防ぐことができます。うつ病の回復には、無理をせず、適切な時間と環境を提供することが重要な疾患でもあります。

そのため、休職は自己回復のために必要なステップであり、社会的にも理解されるべき治療の一環なのです。お一人お一人の症状に応じた治療提案がうつ病診療ではとても大切なのです。

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休職の診断書は、初回診察の方でも最短即日発行可能です

名古屋駅の心療内科,精神科,メンタルクリニックのひだまりこころクリニック名駅エスカ院は、初回診察の初診の方でも、最短即日で休職診断書が発行可能です。

但し、うつ病などの病状を医師が診察させていただいた上で、お一人お一人の病状に応じて提案させていただいております。またその他に、薬物療法や生活習慣へのアドバイスなども行わせていただいております。

名古屋市にお住いの方で、うつ病でお悩みの方はお気軽にひだまりこころクリニック名駅エスカ院までご相談くださいませ。

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野村紀夫 監修
医療法人 山陽会 ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など

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