土日も診療,名古屋の心療内科,精神科,メンタルクリニックが精神科・心療内科の初診で聞かれることは?医師が重要ポイントを解説

名古屋駅徒歩0分

大人のための
メンタルクリニック

公式ブログ

精神科・心療内科の初診で聞かれることは?医師が重要ポイントを解説

2025.04.012025.04.01

精神科・心療内科、初期症状、診断書・発行、精神療法

精神科・心療内科の初診で何を聞かれるのか、不安に感じていませんか?

はじめての受診では、「どんなことを聞かれるの?」「うまく話せるか心配…」と不安を抱える方も多いでしょう。精神科や心療内科では、患者の状態を正しく理解するために、医師がさまざまな質問をします。

例えば、「症状はいつから続いているのか?」「どんな場面で悪化するのか?」といった具体的な症状の詳細や、生活リズム・ストレス要因について聞かれることが一般的です。

質問されやすいポイントを事前に押さえておくことで、焦らずスムーズに受診できます。

本記事では、精神科・心療内科の初診でよく聞かれる質問と、その答え方のポイントを詳しく解説します。不安を少しでも減らし、安心して診察を受けられるよう、ぜひ参考にしてください。

名古屋の心療内科,精神科,メンタルクリニック

【症状の具体的な内容】いつから、どのくらいの頻度、どんな状況で悪化するか

精神症状について(気分の落ち込みなど)

精神科の初診では、気分に関する症状の具体的な内容を詳しく伝えることが大切です。まず、「いつから症状が始まったのか」を明確にします。例えば、「〇ヶ月前から眠れなくなった」「仕事を辞めてから気分が落ち込むようになった」など、発症時期を伝えましょう。

次に、「どのくらいの頻度で症状が現れるのか」を説明します。「毎日気分が落ち込む」「週に数回パニック発作が起こる」など、回数や持続時間を伝えると診断の助けになります。

さらに、「どんな状況で悪化するのか」も重要です。「人と話すと強い不安を感じる」「夜になると気分が沈む」「仕事のストレスが増えると頭痛がする」など、症状の変化に影響を与える要因を説明すると、より適切な診断や治療につながります。

身体症状(頭痛や、胃痛などの不調)

精神科の初診であっても、身体症状について詳しく尋ねられることがあります。精神的な不調は、頭痛や胃痛、動悸、めまいなどの身体的な症状として現れることが多いためです。

例えば、「頭痛がいつから続いているか」「どのくらいの頻度で起こるか」「ストレスが強いときに悪化するか」などを具体的に伝えると、診断の参考になります。

名古屋の心療内科,精神科,メンタルクリニック

【生活リズムの変化】睡眠、食欲、活動量など

精神科の初診では、生活リズムの変化について詳しく聞かれることが多いです。特に、睡眠・食欲・活動量の変化は、心の健康と深く関係しているため、医師は重要視します。

睡眠については、「寝つきが悪い(入眠困難)」「途中で目が覚める(中途覚醒)」「早朝に目が覚める(早朝覚醒)」などの問題があるかを確認されます。また、日中の眠気や寝ても疲れが取れないといった症状も伝えることが大切です。

食欲の変化では、「食欲が減って食事量が極端に減った」「逆に過食気味で食べ過ぎてしまう」などの傾向があるかを尋ねられます。体重の大きな変化も重要な情報になります。

活動量の変化については、「以前より動くのが億劫になった」「趣味や仕事への意欲が低下した」などの心当たりがあれば伝えましょう。こうした情報が、適切な診断と治療方針の決定に役立ちます。

土日も診療,名古屋の心療内科,精神科,メンタルクリニック

【ストレスの要因】仕事、家庭、人間関係など

精神科の初診では、ストレスの要因について詳しく尋ねられます。ストレスは心の健康に大きく影響し、症状の悪化や発症の引き金になることがあるため、医師に正確に伝えることが大切です。

仕事のストレスでは、「過重労働」「職場の人間関係」「責任の重圧」などが問題になりやすく、休職や転職を考えるほどの負担があるかどうかを話すとよいでしょう。

家庭のストレスとしては、「夫婦関係」「子育ての悩み」「介護の負担」などが挙げられます。特に、家庭内のトラブルが精神的な負担になっている場合、状況を詳しく説明することが重要です。

人間関係のストレスでは、「友人や知人との関係やトラブル」「孤独感」などが含まれます。対人関係の悩みはうつ症状や不安障害の原因になることもあるため、気になる点を医師に伝えましょう。

名古屋の心療内科,精神科,メンタルクリニックのひだまりこころクリニック名駅エスカ院

【過去の治療歴や服薬状況】精神科・心療内科の受診歴や飲んでいる薬

精神科の初診では、過去の治療歴や服薬状況について詳しく聞かれます。これは、これまでの治療の経過を把握し、最適な治療法を検討するために重要な情報です。

もし過去に精神科や心療内科を受診したことがある場合、その時の診断名や治療内容、どのくらいの期間通院していたかを伝えると、医師が現在の症状との関連を考えやすくなります。

また、現在服用している薬や過去に処方された薬の情報も重要です。薬の効果や副作用の有無、服薬を中断した理由などを伝えることで、今後の薬物療法の方針を決める参考になります。

精神科の薬だけでなく、睡眠薬や市販のサプリメントも影響を与える可能性があるため、できるだけ正確に伝えることが大切です。

名古屋駅の心療内科,精神科,メンタルクリニック

【治療方針の希望と不安】診断書の相談や治療に関する意向

精神科の初診では、治療に対する希望や懸念についても医師から聞かれることが多いです。これは、患者さんの意向を尊重しながら、最適な治療計画を立てるために重要な要素となります。

たとえば、薬物療法に対する不安や希望について具体的に伝えることが大切です。「できれば薬を使わずに治療したい」「副作用が心配」「以前の薬が合わなかった」などの懸念があれば、率直に相談しましょう。また、漢方や生活習慣の改善を重視した治療を希望する場合も、その意向を伝えることで、より自分に合った治療を受けやすくなります。

さらに、診断書が必要な場合も、どのような目的で必要なのかを明確に伝えるとスムーズです。仕事の休職や学校への対応、公的な支援を受けるための診断書など、用途に応じて、医師の診察を踏まえて書類準備してもらえます。

精神科初診で聞かれる、意外な質問とその目的

精神科では、患者の全体的な精神的および身体的な健康状態を正確に評価するために、内科領域ではなかなか聴取しないような内容も精神科ではヒアリングをすることがあります。

予想外に思えるかもしれませんが、医師はこうした質問を通じて、症状の根本的な原因や治療方針を決定するための有益な情報を得ることができます。

家族構成・家族の精神疾患の治療歴

患者の家族構成(両親や兄弟など)などを知ることで、家庭環境や支援体制を把握できます。また、同居している人の有無や、家族との関わりの関係値などもヒアリングして、精神的な治療とケアのサポート体制を確認することがあります。

また、精神疾患は遺伝的な要因が関わることもあります。家族に同様の疾患がある場合、遺伝的要因や環境的影響を考慮できます。また家族の治療歴は、症状の出現や治療法の選択に影響を与えることもあるため、これらの情報はとても重要です。

名古屋の心療内科,精神科,メンタルクリニック

「最近笑ったことは?」「好きな食べ物は?」
「何か趣味はありますか?」「現在の生活で楽しんでいることは何ですか?」

これらの質問を通じて、医師は患者がどれだけ日常的な楽しみや喜びを感じているかを評価します。

うつ病不安障害の患者は、しばしば楽しみや興味を感じにくくなることがあり、また、食欲不振や過食などの変化も、精神的な健康状態を示す重要な指標です。これらの質問に対する答えがその状態を反映します。

さらに、これらの質問は、今後の治療経過中の患者の気分や、感情の回復力を測るものさしにもなっていきます。

「過去に大きなストレスを感じた出来事は?」

患者が過去に経験した重大なストレスやトラウマが現在の症状にどのように影響しているかを探る質問です。これにより、精神的な健康状態の根本的な原因を特定する手がかりを得ることができます。

「子供の頃の性格は?」

幼少期の性格や行動パターンが現在の心理的状態に影響を与えている可能性があるため、患者の性格や対人関係の傾向を理解するために聞かれることがあります。特に、内向的または外向的、社交的な性格が今の問題とどのように関係しているかを探ります。

「これまでの職歴は?」

職歴やキャリアについて聞くことで、過去の仕事でのストレスや満足度、職場環境の影響や適応力の傾向を把握します。職場でのプレッシャーや、職種のミスマッチなど、過去の経験が精神的な問題に繋がっていることもあるため、その背景を知ることが重要です。

名古屋駅から徒歩1分の心療内科,精神科,メンタルクリニックのひだまりこころクリニック名駅エスカ院

精神科の初診で「言いたくないこと」がある場合の対処法

遠慮せず、「話しにくいことがある…」と率直に伝えて大丈夫

精神科の初診では、正直に話すことが大切ですが、すべてを話さなければならないわけではありません。特に、話しにくいことや気まずい内容については無理に話す必要はありません。

医師は患者の不安を理解し、安心して治療を受けられるよう配慮しているので、話しにくい内容があれば、最初にそのことを伝えていただいても大丈夫です。「話しにくいことがある」と率直に伝えることで、医師はそれを尊重し、無理なく治療を進める方法を一緒に考えるなど、配慮してくれることでしょう。

たとえば、治療が進んでから少しずつ話すことにしても良いですし、他の治療法を試しながら話す準備をすることもできます。自分のペースで進めることが大切なので、無理にすべてを話さなくても問題はありません。

名古屋にある心療内科,精神科,メンタルクリニックのひだまりこころクリニック名駅エスカ院

さいごに

精神科・心療内科の初診は不安に感じるかもしれませんが、医師はあなたの状況を理解し、最適な治療を提供するために必要な情報を聞きます。

ですので焦らず、自分のペースで話すことが大切です。話しにくいことがあれば、無理に話す必要はありません。医師はあなたを支えるためにいますので、率直に伝えられる範囲で話すことで、より効果的な治療が受けられます。

▷「うつ病の初診で「なんて言えば?」を解決!医師に伝えるべき内容リスト」についても解説しています

▷「うつ病の診断書を初診・初回でもらうとき【心療内科・精神科のポイント】」についても解説しています

心療内科,精神科のひだまりこころクリニック名駅エスカ院

心の不調を感じたら、心療内科や精神科などの医療機関へ早めに相談することが回復への第一歩です。治療を受けることで、少しずつ自分らしい生活を取り戻すことができます。どんな些細なことでも、心配なことがあればお気軽にご相談ください。

名古屋の心療内科,精神科,メンタルクリニック 名古屋駅の心療内科,精神科,メンタルクリニック 名古屋市栄の心療内科,精神科,メンタルクリニック 名古屋市金山の心療内科,精神科,メンタルクリニック津島市,清須市,稲沢市からも通院しやすいあま市の心療内科,精神科,メンタルクリニック

野村紀夫 監修
医療法人 山陽会 ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など

一人で悩まずに、まずは一度ご相談ください

一人で悩まずに、
まずは一度ご相談ください

一人で悩まずに、まずは一度ご相談ください

たくさんの方が
悩みを抱えて来院されています。

ご紹介している症状以外でも、「こんなことで受診していいのかな…」 と迷ったらまずは一度お気軽にお電話ください。