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連休明け、なぜかしんどいあなたへ。『五月病』の正体と心療内科でできること
2025.05.272025.05.27
適応障害、五月病、うつ病、自律神経失調症
連休が明けたのに、気持ちがついてこない。
連休が明けたのに、気持ちがついてこないと感じることはありませんか?それは「甘え」ではありません。
ゴールデンウィークが終わった頃、
- 「仕事に行くのがつらい」
- 「なんとなくやる気が出ない」
- 「朝、体が重い」
と感じている方が少なくありません。このような症状は、いわゆる「五月病」の可能性があります。
「五月病」は正式な病名ではありません
医療機関で「五月病」と診断されるわけではありません。これは通称で、実際には以下のような状態が背景にあります。
特に、新年度や新生活が始まり緊張感の高まった4月から、一気にペースが崩れる5月にかけては、心身のギャップが強く表れやすい時期です。
真面目な人ほど「がんばらなきゃ」と自分を責めがち
五月病に悩まされる方の多くは、責任感が強く、まじめでがんばり屋な性格の方が多い印象です。
- 周囲に迷惑をかけたくない
- こんなことで休んでいられない
- 自分が甘えているだけかもしれない
そうやって、疲れている自分をさらに追い詰めてしまうケースも少なくありません。
心療内科では、こんなことができます
五月病かもしれない…と思ったとき、心療内科やメンタルクリニックでは以下のような対応が可能です。
▷ 状態の見立てと診断
まずは医師との丁寧な問診を通じて、現時点の心身の状態を客観的に整理します。必要に応じて「うつ状態・うつ病」や「適応障害」「自律神経失調症」といった診断名がつく場合もありますが、診断名をつけることが目的ではありません。
「今、何に疲れているのか」「どこで立ち止まっているのか」その整理だけでも、気持ちがずいぶん楽になることがあります。
▷ 必要に応じた治療
薬物治療を含む医療的なアプローチはもちろん、生活リズムの整え方やストレス対処法など、現実的なアドバイスを受けられることも心療内科の特長です。
▷ 「休むこと」の正当化
時には、「一度立ち止まること」そのものを医療的に支えることが必要です。診断書の発行や、休職・復職のタイミング調整などもご相談いただけます。
無理をする前に、「話していい場所」がある
あなたが感じているその「しんどさ」は、誰にでも起こり得る心の反応です。ひとりで抱え込まず、少しでも早く、専門家の力を借りることが心の回復の近道になります。
「五月病」は、新しい環境と現実とのギャップに、心と体がついていけなくなることで起こります。ただの気のせいではなく、医療的なサポートが必要なこともあります。
無理をする前に、「相談してもいい」「休んでもいい」という選択肢があることを、どうか思い出してください。
名古屋ひだまりこころクリニック名駅エスカ院は名古屋駅から徒歩1分の心療内科,精神科,メンタルクリニックです。お気軽にご相談くださいませ。
野村紀夫 監修
医療法人 山陽会 ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など
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