名古屋駅徒歩0分
大人のための
メンタルクリニック
公式ブログ
復職に向けてできること
2025.02.172025.02.17
復職、うつ病、生活習慣
メンタル疾患からの復職に向けてできること
復職が近づくと、「本当に仕事に戻れるのか」「また体調を崩さないか」など、不安を感じる方は多いのではないでしょうか。
復職に向けては、精神的な回復や症状の改善も重要ですが、それだけではありません。働く環境や復帰後の生活リズムを考慮し、しっかりと準備を整えることで、スムーズな復帰につなげることができます。ここでは、無理なく復職するために取り組めることをご紹介します。
① 生活リズムを整える
休職中は、どうしても生活リズムが乱れがちです。そのため、復職に向けて少しずつ仕事に適した生活習慣を取り戻すことが大切です。
例えば、通勤時間を想定して起床・就寝時間を一定にする、日中は軽い運動や活動を取り入れるなど、規則正しい生活を意識しましょう。体力を回復させ、働くリズムに慣れることで、復職後の負担を軽減できます。
② 仕事を想定したリハビリを行う
いきなりフルタイムでの勤務に戻るのは負担が大きいため、少しずつ作業に慣れるための練習をしておくと安心です。
例えば、短時間の読書やデスクワーク、簡単な作業に取り組んでみるのも良いでしょう。また、主治医や職場と相談し、「リワークプログラム(復職支援プログラム)」を活用するのも一つの方法です。図書館に出かける、ウォーキングをするなど、日常の中で無理なく取り入れられる活動を意識して継続してみることは、仕事へ向けたリハビリとなります。
③ 職場とのコミュニケーションを取る
復職後の業務内容や働く環境について不安がある場合には、事前に上司や人事担当者と相談しておくことをおすすめします。
勤務し始めの時には、短時間勤務や在宅勤務など柔軟な働き方ができるか確認するのも有効です。復職後の業務量や職場環境の調整・異動することで、負担を減らし、スムーズに仕事に戻るための取り組みに繋がります。
④ 無理をしすぎない意識を持つ
復職後、「迷惑をかけた分、頑張らなければ!!」と思うかもしれません。責任感があることは良いことですが、しかし無理をしすぎると再発のリスクが高まるため、焦らず自分のペースを大切にすることが重要です。
特に復帰直後は、業務の負担や人間関係にストレスを大きく感じることもあります。気を使いすぎたり、すぐに以前と同じように働こうとしたりせず、自分がペースを掴めるまでは、できることにまずは集中しながら少しずつ慣れていきましょう。
⑤ 必要なら専門家のサポートを受ける
復職に対する不安が大きい場合は、産業医や専門家に相談することも検討しましょう。会社の上司や人事と話し合い、復職後のサポート体制を確認したり・整えることも大切です。
また、復職後も定期的に自身の体調をチェックしたり、通院を継続することで、体調を整えることが重要です。
焦らず、自分のペースで復職を目指そう
復職はゴールではなく、新たなスタートです。無理に復職を急ぐことが逆に負担となり、再び体調を崩してしまうこともあります。社会復帰を焦らず、自分の心と体を最優先にしながら、無理のない形で少しずつ復帰を目指しましょう。
一人で悩まずに、まずは一度ご相談ください
一人で悩まずに、
まずは一度ご相談ください
たくさんの方が
悩みを抱えて来院されています。
ご紹介している症状以外でも、「こんなことで受診していいのかな…」 と迷ったらまずは一度お気軽にお電話ください。