名古屋駅徒歩0分
大人のための
メンタルクリニック
公式ブログ
「何もかも嫌だ」と落ち込んだら読んでほしい、心のケア方法
2025.03.072025.03.07
メンタルケア、非定型うつ病、うつ病
「何もかも嫌だ」と落ち込んだ時、心のケア方法
日々の生活の中で、仕事や人間関係、将来への不安など、さまざまなことが重なり、「もう何もかも嫌だ」と感じてしまうことはありませんか?
そんなとき、無理に「頑張らなきゃ」と自分を追い詰めるのではなく、一度立ち止まって心のケアをすることが大切です。本記事では、心が疲れたときに試してほしい方法をいくつかご紹介します。
① まずは「嫌だ」と思う気持ちを認める
「何もかも嫌だ」と思う自分に対して、「こんなことを思うなんてダメだ」「もっと前向きにならなきゃ」と責めてしまっていませんか?
でも、嫌な気持ちが湧いてくるのは、それだけ頑張ってきた証拠。むしろ、その感情を押し込めるよりも、「今、私は何もかも嫌だと思っているんだな」と、素直に認めることが大切です。
気持ちを否定せずに受け入れることで、「そう感じるのも無理はないな」と、少しずつ自分を労わることができます。
② 休むことを許可する
「休んでいる場合じゃない」と思っていませんか? でも、本当に何もかも嫌になってしまったときこそ、休むことが必要です。
✅ 仕事や勉強を一旦ストップする
✅ スマホやSNSから離れる
✅ 好きな音楽や映画を楽しむ
✅ ゆっくりお風呂に入る
心が疲れたときは、「何かをしなきゃ」と考えるよりも、何もしない時間をつくることが大切です。無理に元気を出そうとせず、ゆっくりと過ごしましょう。
③ 「小さな快適」を増やしてみる
何もかも嫌になってしまったときは、「楽しいことをしよう!」と意気込むよりも、「少しでも心地よいこと」を見つけるのがポイントです。
たとえば…
- 温かい飲み物をゆっくり飲む
- お気に入りの服を着る
- ふわふわの毛布にくるまる
- 外の空気を吸ってみる
小さな快適を積み重ねることで、「少しだけ気持ちが和らいだかも」と感じられる瞬間が増えていきます。
④ 頼れる人に話す・言葉にする
「こんなことで悩むなんて…」と、誰にも話せずに一人で抱え込んでいませんか?
本当に何もかも嫌になったときこそ、信頼できる人に気持ちを話してみましょう。話すことで、心の中にたまった重たいものが少し軽くなることがあります。
もし話せる相手がいない場合は、日記やメモに気持ちを書き出すのもおすすめです。自分の感情を言葉にするだけで、整理がつきやすくなります。
⑤ 「今すぐできること」だけ考える
「これからどうしたらいいんだろう」と先のことを考えすぎると、余計に不安や絶望感が膨らんでしまいます。
そんなときは、「今、この瞬間にできる小さなこと」だけに意識を向けてみましょう。
✅ とりあえず深呼吸をする
✅ コップ一杯の水を飲む
✅ 少しだけストレッチをする
✅ ベッドに横になる
ほんの小さな行動でも、「何かできた」という感覚が、心を少しずつ安定させてくれます。
⑥ 「嫌なもの」から距離をとる勇気を持つ
「何もかも嫌だ」と感じるときは、自分に合わない環境や人間関係の中で無理をしている可能性があります。
仕事、学校、人間関係…
「本当にこれは自分にとって必要なのか?」と考えてみてください。
✅ 嫌な人とは距離をとる
✅ 無理な仕事や予定は減らす
✅ SNSの情報を制限する
無理に我慢し続けるのではなく、心を守るために「手放す」ことも選択肢のひとつです。
⑦ 専門家に相談するのも大切
「何をしても気持ちが楽にならない」「ずっと苦しい」という場合は、うつ病の可能性もありますので、専門家に相談するのもひとつの方法です。
心療内科やメンタルクリニック・精神科などの医療機関で話を聞いてもらったり、医師の診療を受けることで、自分では気づけなかった解決の糸口が見つかることもあります。
「相談するのは恥ずかしいことではない」
「自分を助けるためにサポートを受けていい」
つらい時こそ、必要な治療・サポートを受けることはとても大切です。
最後に
「何もかも嫌だ」と思うときは、心が悲鳴を上げているサインでもあります。無理に頑張ろうとせず、自分を責めすぎず、少しずつ心を休めていきましょう。ただし、無理のし過ぎは禁物です、精神科・心療内科などの医療機関にも相談することも肝要です。
少しでも気持ちが楽になる方法を試しながら、ゆっくりと自分を大切にしてくださいね。
一人で悩まずに、まずは一度ご相談ください
一人で悩まずに、
まずは一度ご相談ください
たくさんの方が
悩みを抱えて来院されています。
ご紹介している症状以外でも、「こんなことで受診していいのかな…」 と迷ったらまずは一度お気軽にお電話ください。