夜間パニック発作とは

夜間パニック発作と、パニック発作について

パニック発作とはパニック症や社交不安症など、不安症に関連する疾患だけではなく、強迫性障害などの疾患でも出現してしまいます。

パニック発作と夜間パニック発作の違いについて紹介をします

パニック発作とは

そもそもパニック発作とは、生命の危機や脅威にさらされた時と同様の心身反応が、生命の危機や脅威を強く感じるような状況ではない場面でも出てしまう発作です。

駅や電車の中、公園や広場、エレベーター・レストラン・美容院などのような場面で出現してしまうことがあります。そして、その発作は、呼吸や心臓さらには腹部や神経の症状を伴う症状であるために、恐怖やまた起きるのではないかという不安を抱くようになってしまいます。

夜間パニック発作とは

夜間パニック発作とは、夜の時間に起きるパニック発作という意味ではなく、「寝ている途中にパニック発作で目が覚めてしまう」こと、「睡眠中にパニック発作によって覚醒してしまう」ことを指しています。

ですので、夜に目覚めてからパニック発作が起きることを指しているのではなく、パニック発作のために睡眠が妨げられてしまっているのです。

夜間パニック発作とパニック症の重症度

ある海外の報告では、パニック症の2割の方が、夜間パニック発作を呈しているという報告もあります。

また、パニック発作だけではなく、夜間パニック発作をも合併している人は比較的重度のパニック症をお持ちの方が多いことも分かっています。

夜間パニック発作では不安や恐怖も強い

パニック発作が起きてしまうことに対する、不安や恐怖は強く、また起きてしまうのではないかという予期不安はパニック発作では特に関連が強い症状です。

さらには、夜間パニック発作では、入眠時の恐怖や不安が強くなってしまうことで、睡眠障害や不眠症などに繋がってしまうことも少なくありません。

さいごに

もし、夜間パニック発作でお悩みの方は、我慢しすぎたり自己判断なさりすぎず、お近くの心療内科や精神科・メンタルクリニックまでお気軽にご相談くださいませ。

パニック症に関するブログはこちらでも紹介をしています。

「名駅エスカ院」のパニック障害の詳しい説明はこちらから

「栄院」のパニック障害の詳しい説明はこちらから

「金山院」のパニック障害に関する詳しい説明はこちらから

「あま市」のパニック障害に関する詳しい説明はこちらから

野村紀夫 監修
医療法人 山陽会 ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など