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「仕事に行きたくない!」それって適応障害かも?
2025.03.052025.03.05
非定型うつ病、適応障害、うつ病
「仕事に行きたくない!」という気持ちとメンタルの不調
朝目覚めた瞬間、「仕事に行きたくない…」と感じることは誰にでもあるものです。しかし、その気持ちが長期間続き、心身に不調が現れている場合、それは「適応障害」の可能性があるかもしれません。
本記事では、仕事に行きたくない気持ちと適応障害の関係、具体的な症状、そして対処法について解説します。
仕事に行きたくない気持ちは普通?
誰しも「今日は気が乗らないな…」と感じることはあります。特に、月曜日や連休明けは憂鬱になりがちです。しかし、それが一時的なものであり、時間が経てば気持ちが切り替わるのであれば、あまり心配する必要はありません。
一方で、「職場のことを考えると胃が痛くなる」「出勤前に体調が悪くなる」「休みの日でも仕事のことが気になって落ち着かない」といった状態が続く場合、適応障害の可能性が考えられます。
適応障害とは?
適応障害とは、特定のストレス要因に適応できず、心身にさまざまな症状が出る状態を指します。仕事に関するストレスが原因となることも多く、「仕事に行きたくない」という気持ちが強くなるのも特徴のひとつです。
【主な症状】
- 強い不安や憂鬱な気分が続く
- 仕事のことを考えると動悸や息苦しさを感じる
- 朝になると体が重く、起き上がれない
- 食欲が低下したり、逆に過食になったりする
- 頭痛や胃痛などの体調不良が続く
- 仕事中に集中できず、ミスが増える
こうした症状は、ストレスの元となる環境から離れると軽減することが多いのも適応障害の特徴です。
仕事のストレスが原因?
適応障害の原因は人それぞれですが、仕事に関連するストレスが引き金となることが比較的に多いです。
【考えられる原因】
- 過度な業務量やプレッシャー
- 人間関係のストレス(上司・同僚とのトラブル)
- 職場の雰囲気や労働環境が合わない
- 仕事内容が自分に合っていない
- ハラスメントを受けている
このようなストレスが続くと、次第に心が疲れてしまい、適応障害を引き起こしてしまうことがあります。
適応障害かも?と思ったときの対処法
うつ病と適応障害との違いとは
「もしかして適応障害かも…?」と感じたら、無理をせずに心と体を休めることが大切です。
特に、ストレス因子の影響で体調が変化する場合には適応障害の可能性も少なくありません。しかし、それが長期間続いたり、慢性的に心身に不調をきたしている場合はうつ病の可能性も十分にありますので、自己判断や無理をしすぎてしまうことは禁物です。
まずは自分の状態を確認する
「仕事に行きたくない」と感じる理由を振り返ってみましょう。ストレスの原因が何かを知ることで、具体的な対策を考えやすくなります。
信頼できる人に相談する
家族や友人、職場の同僚など、話しやすい相手に気持ちを打ち明けてみるのも大切です。話すことで気持ちが整理され、少し楽になることもあります。
無理をせず休む
適応障害の症状が強い場合は、無理に仕事を続けるのではなく、一度休職することも選択肢のひとつです。心療内科や精神科で相談し、必要に応じて診断書をもらうことで、休職の手続きを進めることもできます。
環境を見直す
仕事のストレスが原因であれば、働き方や職場環境を見直すことが必要かもしれません。部署異動を相談したり、転職を考えたりすることも、回復のための重要な一歩です。
医療機関に相談する
適応障害は適切な治療と環境の調整によって改善が期待できます。心療内科やメンタルクリニックで相談し、医師の治療やアドバイスを受けることをおすすめします。
まとめ
「仕事に行きたくない」と感じることは誰にでもありますが、ストレス因子の影響で体調が変化する場合には適応障害の可能性も少なくありません。しかし、それが長期間続いたり、慢性的に心身に不調をきたしている場合はうつ病の可能性も十分にありますので、自己判断や無理をしすぎず、精神科や心療内科,メンタルクリニックなどの専門家に相談することが大切です。
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