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友達と遊びたくない症候群とは?メンタルの不調との関係と対処法
2025.03.042025.03.05
友達に会いたくない・友達と遊びたくない症候群、人間関係、非定型うつ病、うつ病、社交不安障害
友達と会いたくないと感じるのはなぜ?
「友達と遊びたくない」「誰とも会いたくない」「遊ぶ約束をするのが億劫」と感じることは「友達と遊びたくない症候群」と言われていますが、実は誰にでもあることでもあります。しかし、その状態が続く場合、心の不調が関係している可能性があります。
この記事では、友人との付き合いを避けたくなる心理的な背景や、メンタルの不調との関連について解説します。
メンタルの不調と「友達と会いたくない気持ち」の関係
① うつや抑うつ状態
うつ病など気分の落ち込みが続くと、これまで楽しめていたことにも興味が持てなくなり、人との交流が負担に感じられることがあります。うつ状態に陥ると、友人との付き合いを避けたくなることも少なくありません。
主な症状
- 以前は楽しかったことに関心が持てなくなる
- 会話をするのがしんどくなる
- 体がだるく、外出する気力が湧かない
② 社交不安障害(SAD)
社交不安障害など人と関わること自体が強い不安につながり、避けたくなるケースもあります。特に、他人の評価を過剰に気にしてしまう人は、失敗することへの恐怖から、人付き合いを避けがちになります。
主な症状
- 友達と話すこと自体に緊張してしまう
- 何を話せばいいかわからず不安になる
- 断るのが怖く、誘いをスルーしてしまう
③ 社会的な疲労(ソーシャル・エグゾースト)
人との関わりが続くと、精神的なエネルギーを消耗し、ひとりの時間を求めるようになることがあります。特に、内向的な人や、人間関係のストレスを感じやすい人に多く見られる現象です。
主な症状
- 友達と会うことが負担に感じる
- ひとりの時間のほうが落ち着く
- 無理に誘いに応じると、後でどっと疲れが出る
④ 単なる気分の問題
特に理由がなく「今日はちょっと会いたくない」と思うこともあります。それ自体は自然な感情であり、無理に「遊ばなければいけない」と思う必要はありません。
気持ちが乗らないときの対処法
「友達と会いたくない」と感じるのは珍しいことではありません。大切なのは、自分の気持ちを大切にしながら、無理のない人間関係を築くことです。
① 無理せず休む
気分が乗らないときは、無理に付き合おうとせず、一人の時間を大切にしましょう。
② 信頼できる人に相談する
家族や気の置けない友人に話すことで、気持ちが整理されることがあります。
③ 自分の状態を客観的に把握する
「なぜ会いたくないのか?」を冷静に考えてみると、対処法が見えてくることもあります。
④ 必要なら専門機関に相談する
「人と会いたくない気持ちが長く続く」「日常生活に支障が出ている」と感じたら、心療内科や精神科の医師に相談するのも一つの大切な方法です。
まとめ
友達と会いたくないと感じるのは、メンタルの状態と深く関係していることがあります。うつ病や社交不安、社会的な疲労が影響している場合もあるため、「自分の気持ちを否定せず、無理のない関わり方をすること」が大切です。
大事なのは、「遊ばなければいけない」と思い詰めず、自分の心の声に耳を傾けること。必要ならば、専門家の助けを借りるのも良い選択肢です。自分に合ったペースで、心地よい人間関係を築いていきましょう。
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