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精神科と心療内科の違いとは?どちらを受診したらいい?
2025.03.312025.04.01
精神科・心療内科、メンタルケア、不安障害・不安症、うつ病、生活習慣
精神科と心療内科のどちらを受診すればよいのか悩んでいる方へ
心の不調を感じたとき、「精神科と心療内科のどちらを受診すればよいのか?」と悩む方は多いでしょう。同じ「心の病気」を扱う診療科ですが、両者の役割には明確な違いがあります。本記事では、それぞれの診療科の特徴や治療法の違いを解説し、適切な診療科の選び方を詳しく紹介します。
精神科とは?受診する人はどのくらいいるの?最新の統計データ
精神科とは、主に精神疾患や心の病気を専門的に診療する科です。患者の精神的な症状を治療することを目的とし、薬物療法や精神療法を組み合わせた治療が主に行われます。
日本における精神科の受診者数について、厚生労働省が定期的に行っている「患者調査」に基づいて定期的に公開発表されており、ここではその公的な統計データの一部をご紹介いたします。
厚生労働省が実施した平成29年(2017年)の患者調査によれば、精神疾患を有する総患者数は約419.3万人と報告されています。内訳は以下の通りです。
この外来患者数が、約389.1万人という数字ですが、平成14年(2002年)の総患者数約258.4万人と比較して、15年間で約1.6倍に増加しています。
特に精神科に受診されている外来患者数の増加は顕著で、平成14年の223.9万人から平成29年には389.1万人へと増加しています。これは国民のおよそ約40人に1人が精神疾患のために受診していることを示しています。
これらの統計結果による、精神科受診者数の年々の増加傾向からも、社会全体でのメンタルヘルスへの関心の高まりや、受診しやすい環境の整備が進んでいることが背景にあると考えられます。
精神科で扱う主な疾患
- うつ病➡気分が落ち込み、何をするにも意欲がわかない状態。
- 双極性障害(躁うつ病)➡気分の浮き沈みが激しく、エネルギッシュな状態(躁)と抑うつ状態を繰り返す。
- 統合失調症➡幻覚や妄想などの症状があり、現実との認識にズレが生じる。
- 不安障害➡強い不安や恐怖を感じ、日常生活に支障をきたす。
- 強迫性障害➡繰り返し同じ行動をしないと落ち着かない(例:手を何度も洗う)。
▷「うつ病の初診で「なんて言えば?」を解決!医師に伝えるべき内容リスト」について解説
▷「うつ病の初期症状とは?早期発見のために知っておきたいポイント」について解説
▷「うつ病の診断書を初診・初回でもらうとき【心療内科のポイント】」について解説
精神科の治療法
- 薬物療法(抗うつ薬、抗精神病薬、気分安定薬など)
- 精神療法(疾患教育、生活指導、社会生活へのアドバイスや、認知面への介入など)
- 認知行動療法(思考パターンを変えるためのセラピー)
- 入院治療(重症の場合)
心療内科とは?
心療内科は、ストレスや心理的要因が原因で身体に症状が現れる「心身症」を専門とする診療科です。患者の身体的な症状を治療することが主な目的であり、必要に応じて精神的なケアも行います。
心療内科で扱う主な疾患
- 自律神経失調症➡ストレスが原因で、めまい・頭痛・倦怠感などの症状が現れる。
- 過敏性腸症候群➡ストレスで腹痛や下痢・便秘を繰り返す。
- 摂食障害➡拒食症や過食症など、食事に関連する問題。
- 慢性疲労症候群➡長期間にわたる極度の疲労感。
- 心因性の動悸・息切れ➡検査では異常がないが、ストレスが原因で動悸が起こる。
心療内科の治療法
- 生活習慣の改善(睡眠・食事指導など)
- 心理療法(ストレスマネジメント)
- 薬物療法(必要に応じて)
- リラクゼーション療法(ヨガ・マインドフルネスなど)
精神科と心療内科の違い
精神科 | 心療内科 | |
主な対象 | 精神疾患(うつ病、統合失調症など) | 心身症(ストレスによる身体症状) |
主な症状 | 気分の落ち込み、幻覚、不安、意欲低下 | 頭痛、腹痛、動悸、めまい、食欲不振 |
治療方法 | 薬物療法、精神療法 | 生活習慣改善、心理療法、ストレス対策 |
薬の使用 | 比較的多い(抗うつ薬、抗精神病薬など) | 必要に応じて使用 |
どちらを受診すべきか?
精神科が特に適している場合
- 強い抑うつや不安感が続く
- 何もする気が起きず、仕事や学校に行けない
- 原因不明の幻覚や妄想がある
- 自分を傷つける衝動がある
心療内科がより適している場合
- ストレスで頭痛や腹痛が続く
- 過敏性腸症候群など、ストレスが関与している身体の症状がある
- 内科的な検査では異常が見つからないが、体調が悪い
- 仕事や家庭のストレスで体調を崩している
診療科選びの注意とその対策
誤った選択の例
▶ストレス性の腹痛で精神科を受診
職場で起きる腹痛や下痢、ストレス性かもしれないと思い、精神科を受診。
精神科医師より、まずは内科で、「腹痛を起こすような炎症や器質的な疾患がないか診て」もらった方が良いと言われ、回り道。
身体的な症状が出ている時には、その担当臓器に関する内科や耳鼻科などの医療機関をまず受診することで、器質的な疾患がないか診察してもらうことは大切です。
▷耳鳴り・めまい➡耳鼻科にまずは相談することも
▷下痢・嘔吐・腹痛➡内科(消化器内科)にて相談することも
などなど
適切な受診のポイント「精神科,心療内科」の診療科クリニックでも可
症状が精神的か身体的かを考える
精神的な症状がメイン➡精神科
身体症状がメイン➡心療内科
どちらか分からない場合
どちらに行くべきか判断に迷う場合は、遠慮なさらず「精神科」・「心療内科」の両方を診療科として標榜しているクリニックへ相談ください
名古屋駅から徒歩1分のひだまりこころクリニック名駅エスカ院も、精神科,心療内科の両方を診療科として標榜したクリニックです。お気軽にご相談くださいませ。
精神科や心療内科の受診は、ひだまりこころクリニック名駅エスカ院へご相談ください
精神科の疾患において、特にうつ病や不安障害などのココロの不調の場合には、治療の計画として、自宅における療養や生活や仕事への配慮が治療として必要となる特徴があります。
お薬内服と通院だけではなく、病気の状態を見ながら、自宅での過ごし方、そして職場での過ごし方などのアドバイスや助言が医師から必要になるというのが、精神科の診療を理解する上でもとても大切なことです。また、うつ病や不安障害などの通院に関する社会福祉制度の利用についても、適切な情報や相談が得られます。
こころの不調を感じたら遠慮なさらず、精神科,心療内科,メンタルクリニックへお気軽にご相談くださいませ。
ひだまりこころクリニック名駅エスカ院は、土日も診療を行っておりますので、ご都合やご事情に応じて通院していただきやすいクリニックです。
まとめ
精神科と心療内科は、どちらも心の健康を支える重要な診療科ですが、対象とする症状や治療方針が異なります。自分の症状に合った診療科を選ぶことで、より効果的な治療を受けることができます。迷った際は、まずは精神科と心療内科の両方を標榜しているクリニックや、かかりつけ医の医療機関などに相談し、適切な診療とアドバイスを受けることも大切です。
野村紀夫 監修
医療法人 山陽会 ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など
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